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2007年11月18日 (日)

“春立や四十三年人の飯”

 タイトルは俳人・小林一茶の句です。
深夜に目が覚めて、「一茶」(藤沢周平著、文春文庫)の残りページを読みきりました。

一茶の故郷から、山一つ越えた町が私が18歳まで住んだところです。小説の中に地名が何度か登場します。一茶の名は幼い時から親しんだ名前です。また共に豪雪地帯です。

故郷が生んだ俳人としての側面が強く、遺産相続など俗事にたけた世間師の面は余り聞いていません。本書は江戸での生活や継母との確執など、俳人と世間師の両貌に光を当てています。知らなかった一茶の裏面を見た思いです。

また、一茶の精神に、山間部、豪雪地帯という地域性が大きな影響を与えていると思います。4ヶ月間、雪に埋もれる生活は屈折的な精神を醸成するのではと考えます。

今は社会情勢も生活条件も当時と大きく変わっています。しかし本書を読むと何か一茶と共通する精神が自分にもあるような気がします。

“古郷やよるも障るも茨の花”(ふるさとやよるもさわるもばらのはな)
一茶が奥信濃の古郷に帰ることを決めた時の句だそうです。

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コメント

毎年8月・友人の別宅へ避暑に行くときに一茶の生家前を通過した記憶があります。
友人は豪雪地帯なので冬は東京生活をしています。

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