みかどの求婚を断わった女性はだれ?
“おじいさんとおばあさんが育てた姫に、都の帝(みかど)から后(きさき)に迎えたいと申し出がありました。”しかしこの求婚を姫は断わりました。
ご存知「竹取物語」の一部分です。
講師に「埼玉県立歴史と民俗の博物館」の斎藤先生を招いて「かぐや姫を考える」の題で講演会を開きました。
同世代ばかりの仲間に、突然、近隣の女子中学生が加わりシニアとジュニアが入り混じった講演にになりました。(ちょっとぶれたた写真ですがシニアの横に女子生徒が座っています)
さて、講演の中身です。みかどの前に、5人の求婚を断わっています。「千年も前に天皇の求婚を断わるにはそれなりに裏の事情がある」というのが先生の解説です。
まず原作ができ、時代の変化を微妙に反映させながら加筆されてきているということでした。
加筆方法は、現在のウィキペディア(Wikipedia)に似てますね。
竹取物語がどういう変化を受けて現在に伝わって来たかを具体的に説明されたわけです。
下の絵(バンダイあそぶっく“かぐやひめ”より)では終わりになっていますが、実は終わっていないのです。
“かぐや姫は「不死の薬」を残して月へ帰ってしまいます。
薬をもらった帝は「(かぐや姫がいなければ)命はほしくない」、「天に近い山はどこか?」
ある人「駿河の国にある山が天に一番近い山です。」
そこで不死の薬を壺にいれて登らせ、燃やすよう指示し山を「富士山」と名づけます。
燃やした煙が、いまだ雲の中へ立ち上っていると伝えられている。”
これが終章です。
当時の富士山は現在の浅間山や阿蘇山のように噴火の煙を出していたのでしょう。
地理に結び付けているのが昔物語の特徴とのことでした。
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