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2008年8月17日 (日)

“時が滲む朝”

 ご存知、日本に住む中国人作家、楊 逸(ヤン・イー)さんの作品名がタイトルです。

第139回芥川賞受賞作品ですね。文芸春秋9月号に載っています。

時は1990年代、中国の大学生が祖国の民主化運動に加わり、仲間は分散、最後に主人公は日本人(中国残留邦人の帰国者)の女性と結婚し日本に住むまでの物語です。

主人公「梁浩遠」の父も「反右派運動」に巻き込まれ僻地に下放されたエリートです。

民主化運動、天安門事件などを通じて大学生や在外中国人のどう意識が変化していくかがよく分かります。作者が書こうとしたした意図が壮大だと、素人でも推察できます。

日本語の表現に「オヤ!」と思う面もありますが、家族が政治に翻弄される冷徹な現実を伝えようとする気持ちがよく分かります。

つくずく日本人はシアワセだと思いますネ。

「天安門とテレサ・テンの間で」と題して受賞者インタビューも載っています。作者のまさしく政治に流された波乱万丈の半生が伝わってきます。

選評については論客が多数述べていますので本誌をお読み下さい。

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