“日本奥地紀行”を読んで
イザベラ・バードの「日本奥地紀行」を読み終わりました。
本の後半は北海道紀行です。1878年(明治11)8月12日から9月14日まで函館~森~室蘭~幌別~白老~苫小牧~湧別~平取~門別~旧室蘭~有珠~礼文華~長万部~落部~森~函館と約358マイル(約576km)を人力車、馬、徒歩で旅をしています。
特にアイヌの調査、観察が詳しいですね。彼らの住まい、言葉(文字は持たない)、食事、道具、祭祀、部落や家族の序列など詳しく書かれています。
白老や平取のアイヌ調査と観察が長く記述され興味を引きました。
私も数回、白老のアイヌコタン、平取のアイヌ文化資料館(現在の平取町へは仕事で数十回訪ねています)へ行っていますが、時を戻せるなら私の北海道旅行や出張前に本書を読んでいたらなあ・・と思います。
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