“やらなかったことを悔やんで心を痛める”
昨秋、ある大学の大学院で経済分野の臨時講義を行いました。
自分の実務経験と現実の経済活動と理論的にどう結びつけるか考えました。
この資料の準備で「行動経済学」の面白さ知りました。
「行動経済学」とは従来の経済学に心理学を加えたものでしょうか。
この分野ではノーベル経済学賞も出ていますね。
「経済は感情で動く<はじめての行動経済学>」(マッテオ・モッテルリーニ著、泉典子訳:紀伊國屋書店)を、遅ればせながら読んでいます。
“後悔回避(regret aversion)”という一節。
“現在および将来における「後悔を嫌い、避けたい」という人間の信念が、意思決定に大きな影響を与えている。人は短期的には失敗した行為のほうに強い後悔の念を覚えるが、長期的にはやらなかったことを心を痛める。”
“マーク・トウェエンの次の格言がそれを裏づける。「20年たてば、したことよりもしなかったことを嘆くようになる」”
さて、今の自分は20年以前の何を嘆いているか?
何もマーク・トウェンの格言に寄らずとも、冷静に考えれば「やらなかったことへの後悔」で溢れています。
でも、これがこれからの生きるパワーになっている可能性があるはずです。
まず、
勉強しておけばよかったとは嘆くまい!
もともと素材(頭)が弱いから・・。
現役時代、いくらでも仕事を理由にしても、プライベイトでも日本中(いや、世界へも)行けたのに、もっと行っておけばよかった。
・・と後悔しています。
日本も広い、まだまだいいところがイッパイ!
久しぶりに旅行してそんな感じがをしています。
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