「ETV特集 妻の祖国は私の異国」
中国残留孤児の姉妹のうち、妹一家は10年ほど前に日本に永住帰国、姉夫婦は2009年に永住帰国した。姉妹の夫2人は共に中国人だ。
NHKで放映された「ETV特集 妻の祖国は私の異国」はNHKらしい重い番組でした。
姉妹夫婦ともわが夫婦と同じ年代。
父親は終戦直前に応召され、親子4人、終戦で中国東北部(旧満州)から引き上げ中に、母と姉が死亡、姉妹が中国人に引き取られ中国で育ち、結婚し、子を育てた。
歴史に翻弄された60年以上にわたる中国での苦難の歳月、高齢で異国へ渡る夫の気持ち、今も続く慣れぬ異国での生活、本当にご苦労様でした。これからも健康でありますように・・・。
終戦の2年後、私は地方の小学校に入学しました。
都会からの疎開児童も多く、この子らは順次戻って行き、逆に増えたのは外地からの引揚者の子供でした。
今、考えてみれば、クラスに転入した子供たちは残留孤児にならずにすみました。
高齢になってつれあいに祖国を離れる辛さを与えないですんだのです。
こんなことを繰り返さない世界にするのが生きている者の責務でしょう。
小学校入学時の写真が残っています。50名以上の同級生、かれらは今、どこでどんな生活をしているのでしょうか? 幸せであってほしいですね。
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