「螺旋的発展の法則」
田坂広志さん(多摩大学教授、シンクタンク・ソフィアバンク代表)の「グローバル経済と企業家の覚悟」と題した講演(新聞社主催)を聞いてきた。
-なぜ、日本型資本主義と日本型経営が復活するのかー という副題がついている。
5つの「パラダイム転換」で資本主義は日本型のそれに進化するという主旨だった。
この「パラダイム転換」の中でヘーゲルの弁証法「事物の螺旋的発展」の法則が説明されている。
この法則は“この世界の進歩・発展は、あたかも螺旋階段を登るように起こる。横から見ていると上に登っていき、進歩・発展していくが、上から見ていると、ぐるりと回って、元の位置に戻ってくる。そのため、古く懐かしいものが復活・復古してくるように見える。ただし、それは、螺旋階段であるため、必ず一段、高い位置に登っている。つまり、螺旋的発展においては、古く懐かしいものが、新たな価値を伴って復活してくる。”
私は哲学の文字は知っているが、哲学とは何ぞや?は知らない。
資本主義をこういう切り方(哲学的と言えるのかな?)で捉えた例を初めて聞いた。
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