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2011年1月11日 (火)

なるほど納得!「空」の意味

 般若心経には「空」の文字がいくつか出てくる。
「照見五蘊皆空」、「色不異空」、「空不異色」、「色即是空」、「空即異色」など。

私はこの仏教でいう「空」を「空しい」、すべては去っていき消えてしまって終わりだ、といういわば俗世の「無常感」を表すものだと理解していた。

どうもそうではないらしい。
日本仏教史を習っているが、仏教の基本的な思想は自分にはわかっていなかった。以下の文は目から鱗の解説だった。

「唯識のすすめ・仏教の深層心理学入門」(岡野守也著、NHKライブラリー)のよると
“非常に大まかな言い方をすれば、原始仏教以来の仏教の中にあった、例えば「縁起」「無自性」「無常」「無我」「苦」といった基本的な考え方を、視点を変え、叙述の仕方・角度を変えて総合した、ある意味でいうと深めたのが「空」だといっていい。”

縁起だから空である
縁起とは、ものであれ人であれ、「それだけで起こっているもの、それだけで存在しているもは何もない」ということだ。この「何もない」というところを「空」と表現したわけだ。

以下「無自性」は「それ自身の本性というものはない」から「無自性だから空である」という定型的な言い方になる。
「無常」は「いつまでもあるものはない」から「無常だから空である」という。
「無我」は「それだけ・自分だけで存在しうるものは何もない」から「無常は空である」という。
「苦」は「自分の思うどうりになるようなものは何もない」から「苦が空である」という。

“世界のあり方、人間の本質的な姿、「空」ということがよくわかったら、よく生き、それだけでなくよく死ぬことができるようになる。ご縁のままに、生きる縁があるときは生きればいい、死ぬべき縁のときは死ねばいい、いいも悪いも、実はそうするしかない。そういうことを心の奥底まで体験した、その体験を言葉にすると「空」という表現になった。”

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