原発はアラフォー止まりでご退場?
ここ数日は読みたい本が手元に溜まり「晴耕雨読」ならぬ「晴読雨読」が続いている。
今日は『原発の闇を暴く』(広瀬 隆・明石昇二郎 著、集英社新書、「お気に入りの本」参照)を読み終わった。なぜ、本書に興味を持ったか?
これだけ大規模なの「人災」を引き起こした原因、事故の責任者が糾明されている報道が一切ないことだった。結果には必ず原因がある。まだ事故の収束が終わっていないからが理由なのだろうか? それをも事故の糾明に差し障る政治的な理由があるのだろうか?
本書はそんな疑問に応えてくれる本だ。
原発事故の責任者として実名入りで御用学者、政治家、電力会社などの経営者が登場する。3月11日以降にメディアに登場した人たちの顔を思い浮かべて、なるほど・・の感だった。
事故後20日から広瀬、明石両氏の対談が始まったという。
“東電が示す「工程表」など、国民を小ばかにした「安全アピール」にすぎません。残念ですが、彼らが示したとおりに事が運ぶことはまず、ないでしょう。・・”
現況はこの指摘のとおりです。
第三章(最終章)は・・
「監視の眼を怠るな」など9項目で、最後は「日本から原子炉を廃絶するために」で原発の時代は終わったと結んでいる。
追記
著者たちは2011年7月に御用学者、東電トップ、文科大臣(当時)などを刑事告訴している。こちらの方も注目したい。ただし報道が極端に少ないのが気になる。
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