高齢化 公平感を阻害せり
「お気に入りの本」で紹介していますが「競争と公平感」(大竹文雄著
中公新書)にこんな記事が載っています。
“有権者は高齢化すると困ること”」として・・
“有権者に占める高齢者の割合が急上昇している。その上、投票率も
若年者に比べて高齢者のほうが高い。”
その結果として・・
“高齢者の政治力が強くなり、彼らの選好が政策が反映されることに
なる。”
“2003年以降は60歳以上の年齢グループが投票者のなかで最大の比
率を占めるようになった。いわゆる団塊の世代だ。”
“高齢者向けの政府支出は人的資本への投資が少なくなり経済成長に
悪影響を与える。・・年金や医療の高齢者向けのものを充実させるので
教育費を低下させる。教育水準の低下によって、将来の日本の生産性
は大きく低下することになる。”
団塊の世代の1歩先行くわが身も、将来の生産性を低下させる一翼を
担ってるのかと複雑な気持ちになります。
政治家も選挙を考えるから、高齢者グループを軽んじるわけにはいき
ません。これでは日本の長期的な展望は開けません。
どうしましょうか?
まず団塊世代後の世代が選挙で投票率を上げること、世代を代表する
議員を国会に送りこむことです。
自民党の元首相の倅が国会議員ですね。
彼なんか与党の足を引っ張っているばかりでなく、若年層が将来的に希
望を持って生産性を上げていく政策を提言してほしいですね。
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