寒風や縄文人のくらし跡
遺跡発掘調査の見学会に初めて参加しました。
場所は、埼玉県春日部市の東部(旧庄和町)、江戸川べりの
浅間下(あさました)遺跡です。
ここには縄文中期(約4500年前)の竪穴住居跡や土壙(どこう)
が20基ほど発見されています。
付近一帯は宝珠花台地と呼ばれ住居跡や貝塚が数多く見受け
られ栄えていたムラがあったそうです。
今日は北風が強く身を切るような寒さでした。
縄文中期の冬に彼らはどんな生活をしていたのでしょうか?
黒い暖炉跡の土壙から4500年前の家族に想いを馳せてみると
一抹の感慨を催します。
来る3月3日に「浅間下遺跡見学会」が午前と午後各1回行われ
ます。(参加は無料です)
詳しくは「浅間下遺跡」で検索するか、前日までは財団法人埼玉
県埋蔵文化財調査事業団(0493-39-5345)、当日は現地発掘事
務所(048-748-0930)へお問合せ下さい。駐車場あり。
写真上は江戸川堤防上から見た遺跡の発掘現場です。
写真下は同遺跡1号住居跡です。
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