公正と信義なかったこの世界
「日本人の誇り」(日本人の誇り著、文春新書)を読みました。
本書は「第一章 政治もモラルもなぜ崩壊したか」から始まり、
日本文明のすならしさ、祖国への誇り、・・などから昭和史を掘り起こし
「第八章 日本をとり戻すために」どうしたらよいかまでを述べています。
著者は昭和史ではなく、黒船来航から占領までのおよそ100年間の時
代背景と日本の立場を理解する必要があると言っています。
日中戦争、日米戦争の本質は何だったのか?
本書の記述と、自分が戦後の教育やメディアから受けていたことと大き
く違っていたことにビックリです。
確かに・・・
明治維新でそれ以前の価値観はダメ!、太平洋戦争の敗戦でそれ以
前の価値観がダメ!・・と日本文化の価値観は分断してしまいました。
“現憲法の前文「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」は「国
益のみを愛する諸国民の権謀術数と卑劣に警戒して」が残念ながら現
実だ”・・と述べています。ここから本ブログのタイトルをいただきました。
さて、どう日本をとり戻したらよいのでしょうか?
“祖国が育んできた輝かしい価値観を再認識する必要がある」と説いて
います。詳しくは本書をお読み下さい。
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