“浜までは海女も蓑着る時雨かな”瓢水
外村滋比古先生の著書にタイトルの句が載っていました。
「浜までは海女も蓑着る時雨かな」瓢水
この句をどう詠むか?
外村先生は「高齢になっても「どうせ先がないんだからと残
された時間が短くても生きがいに精一杯、時間を使うべき
だ」との例えに使っています。
瓢水とは初めて聞く名前、それでインターネットで調べてみ
ました。一代で莫大な財産を食いつぶした俳諧師ですね。
なにわの出身、こんな異色人はなにわ以外からは出ない
考えられないでしょうね。
わが故郷の俳人、小林一茶とは正反対な人物です。
また、外村先生は高齢者は「一代限りの覚悟」で「子孫に
美田を残さず」の教えのとおり生きているうちに金は使っ
てしまえ・・とおっしゃっています。
残してやりたくても残すモノがないわが庶民にとっては、そ
のとおりですが・・、
使用人などが多い場合は、そうはいかないでしょう。
事業の継続は最重要課題です。
“道楽の限りを尽くしても、恨みごともいわず、甘やかし続け
た母である。有名な彼の代表句・・
「さればとて石にふとんは、着せられず」
は、このときの句だ。”
« 雨上がりコーヒーショップでバイキング | トップページ | 今度また出先の嵐歯の痛み »
「俳句・川柳」カテゴリの記事
- ボタンかけ下からやらなきゃあいません 甲〆キク(2021.12.05)
- わが家ではスマフォ経読むご仏前(2021.11.03)
- 激論もパジャマ姿の下半身(34回 第一生命サラセン優秀句)(2021.01.27)
- 面倒だ一筆書きで済ませちゃえ(2020.12.14)
- 「不揃いの長靴が行く雪の葬 石田一郎」(2020.03.15)
コメント