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2012年7月30日 (月)

若き日のうごめく悩み胸を打つ

  100年前の今日から大正元年が始まりました。
1812年の今日、明治天皇が崩御され大正天皇が即位しました。.

島崎藤村の「春」は大正元年から4年前の明治41年4月から朝
日新聞に135回にわたって連載されました。

読むきっかけは、藤沢周平著「蝉しぐれ」の解説にあった推薦
文です。主人公の牧文四郎の青年期と「春」の岸本の生き方
がどこかでつながっていたのでしょうか。

私の藤村の著述履歴は、詩集の「若菜集」を除いて、「破戒」、
「夜明け前」に続く3作品目です。
どの本も、読み始めはとっつき難く、平坦な文章で抑揚が急に
現れることもなく、しばらくはガマンが必要です。

また、「春」を理解しようとすれば「夜明け前」を読んでおくと、
藤村の精神的バックが時系列的に理解できるはずです。

当時の新聞読者がどこまで藤村を理解していたか分かりませ
んが、いずれにしても当時の新聞の読者の読解能力はだいぶ
高かったと推測されます。

“今日の新聞小説の興味本位とスピーディな点から見ると、実
悠々たるものだ。重厚で晦渋な作品だが、45年後の今改めて
読んでみて、その情熱と誠実はいささかも色させていない。”
(昭和25年11月、亀井勝一郎 解説文より)

青木(モデルは北村透谷)の自殺について・・本文より
“(青木が)西行的な漂白の生涯を見たいというのも、・・操
(青木の妻)の身にとってはあまり有難く聞こえなかった。何故
そう考えるのだろう。なぜそう面白くないのだろう。何故このま
ま家庭を楽しむという気に成れないのだろう。こう操は思って
いる。”

一児を持つ女性の立場からみれば、こんな夫を理解できない
のは当然ですね。残された者への配慮があれば自殺などもっ
てのほかです。

濃厚な友人関係、家族や1族関係など振り切れないほどの重
荷を背負った明治期の青年像が浮かんできます。

藤村の青春期を理解するには「家」なども読んでみなくては・・

写真:広大な遊水地の周りに遊歩道ができました。さっそく散
歩道に・・。今朝が初歩きです。携帯で撮影)120730

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