信頼を裏切ったとき家滅び
ほぼ1ヵ月半ぶりの東京でした。
いつもの店が定休日、銀座の店が営業中なので買物しようと
地下鉄銀座駅で下車したけど、出口B3がわからず立ち往生。
来る度に変わっていてまごつく東京です。
午後は「歴史・文化講座」の受講のため市ヶ谷のH大学へ。
演題は『世界遺産・石見銀山概論-近代編』と
『銀山に暮らす町人と武士-情報をもつ家-』の二題。
前半の演題は一般的な歴史の流れ、いわば半分ハード、半分ソ
フトで教科書的なお話、講師は島根県庁のお役人ですから仕方
ないですね。この40分間はイネムリの連続。
後半は京都大学の先生、お話は石見銀山大森地区の旧家に残
されていた膨大な手紙を分析したレポートでした。完全に人間臭
いソフトのお話でした。この時間は完全に目が覚めていました。
19世紀の江戸時代には、手紙によるネットワークが完璧に出来
上がっていた。・・ということです。
このネットワークは人と人との信頼関係の上に成り立っており、裏
切ったり、あるいは信頼を見極められない人とネットワークを組む
とそのまま家の破滅につながった。
実際の手紙を例に、当時もやはり正確な情報を他人よりいかに素
早く集めるかが生き残る手段であった・・と、今も変わりませんね。
写真:市ヶ谷の外堀沿いの桜はイマイチ、曇天で花も地味でした。
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