勝ち組の雄たけび響く巻末に
「美しく齢を重ねる」(金美齢 著、WACBOOK、「お気に入りの本」
参照)を読みました。
ちょっと気になることが・・この本の巻末です。
“どんな老後を迎えるかは、どう生きてきたかの結果だ”
とあります。
確かに、“努力も研鑚もなく忍耐もなく、安易に弱者の道を選ぶ人
が多く見える。自分を社会的弱者だと思い込んでる人は・・(略)・・
その結果で貧困や孤独であるなら、それを政治や社会の責任に
転嫁するのはやめるべきだ。”・・とはそのとおりですね。
“自分の人生の責任は自分で持つ”・・もそのとおりです。
でもこの本を読んで感じるのは・・
この考えを社会でどう育んでいくかという点が抜けています。
人生の暗転はだれにも起こりうること、
努力して報われないことなど普通ですね。
世の流れが変転とする中で個人はどう生きるか、老後の責任は
自分で持て、その為に若い時からどう生きるか・・と教育なり、啓
蒙なりが必要です。老いてから気がついても遅い!
どこまで自己責任かの範囲の議論もなく、簡単にご自分の成功
体験で割り切って欲しくない・・そんな気持です。
むしろ、国民が積極的に政治に参加しを監視することが必要だ
と思いますが・・。
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