2022年1月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

最近のトラックバック

« 指さしてジィ指名するオムツ替え | トップページ | メールでは異常なしでもありになる »

2013年10月 6日 (日)

位置変えて俳句を読めば時代見え

 小林一茶の故郷、信州柏原宿を善光寺から歩いて訪ねたの
がこの5月、もう5ヵ月になります。

江戸後期、文化・文政期の俳人、一茶の生涯や句に興味をもっ
て60年、私にとって思わぬ発見がありました。

彼の有名な次の句、私はこの句の時代背景を知りませんでした。
(「一茶」岩波新書・青木美智男著より)

 「けふからは日本の雁ぞ楽に寝よ」

彼の時代に・・
「日本」の文字を俳句に入れた俳人を一茶以外に聞きません。

次に私が初めて読んだ一茶の2句
 「渡る雁我とそなたは同国ぞ」
 「此(の)国のものに成る気か行ぬ雁」

この3句を読むと・・
“秋にシベリアから飛来し、春に帰っていく雁、いわゆる渡り鳥に
対比して「日本」や「此国」(自国)を明確に意識している。
つまり、一茶の心中はでは雁をロシアの使節と見ている。”

そして、“「行かぬ雁」に日本国籍になる気かと自国意識丸出しの
心情をぶつけている。”日本を素晴らしい!・・と賛美も。

文化元年(1804)、長崎にロシア使節レザノフが来航し幕府に通
商を求めています。頻繁に異国船が日本に来航する時代になり
ます。かつて一茶も30歳代には長崎を歩いています。

江戸にいて、当時の日本と外国との情報に大きな関心を持って
いた一茶の姿が朦朧と浮かんでくるようです。


事実、約束した句会をドタキャンして、ロシアから帰国した漂流日
本人の報告会へ出席をした・・と記録にもあるとか。

貧乏俳人、遺産相続に長年確執したイメージとは離れた姿を見せ
てくれた1冊の本でした。

 

« 指さしてジィ指名するオムツ替え | トップページ | メールでは異常なしでもありになる »

読書」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 位置変えて俳句を読めば時代見え:

« 指さしてジィ指名するオムツ替え | トップページ | メールでは異常なしでもありになる »

無料ブログはココログ

お気に入りの本