まだあったペンと紙とのこの世界
今日は旧暦3月15日、満月だ。(写真)
東の空にクッキリと満月が昇っている。まさにいい季節だ。
さて、「お気に入りの本」にも書いたが、「博士が残した数式」
(小川洋子著 新潮文庫)を読み終えた。
これがなかなか面白い。
記憶を失った博士と家政婦、家政婦の10歳になる息子との
ほのぼのとした交流を描いた小説だ。
博士の専門は数学で、家政婦の親子に優しく教えている。
一般の小説で数学が出てくるのは珍しい。興味が引かれた。
まず、友愛数(220と284)、続いてメルセンヌ素数、フェルマー
の最終定理、オイラーの公式などが小説内に出てくる。
文系で経済数値(カネ勘定)、しかも加減乗除しか使ったこと
がない自分には新鮮に映った。少し勉強してみようかと思う。
規定打席数(プロ野球)=試合数×3.1・・と初めて知った。
博士と家政婦親子とは猛烈な阪神タイガースファンなのだ。
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