女房と相談して義理を欠き(古川柳)
明け方から夕方まで降ったり止んだりの空模様。
こんな日は、読書三昧がいいのだが通販で頼んだ本が届かない。
図書館に予約済みの数十冊の本もなかなか順番が回って来ない。
手元にあった「江戸川柳に見る家族の風景(復刻版)」(難波 久編、
山陽社)を改めて開いて見た。
これがなかなかおもしろい。
タイトルの句「女房と相談して義理を欠き」は時期的にもピッタリだ。
先日、手配した中元の手配は、まさにこの句の詠みにどうりだった。
「女房の留守もなかなかおつなもの」
こ句は私の気持と同じだ。女房に言わせれば下の句になるかな?
「亭主留守しばらくいない方がいい」
「小便に起きて女房碁を叱り」
今は碁でなく何だろうか? わが家では時間のズレが著しい。
「これあんた雨戸開けるはちと早い」・・になるかな。
わが家の寝室は夫婦別室だ。それでも朝は、音を立てないように
気を使っているんだけどネ。
キリがないんでこのくらいで止めておく。
最後に・・
「親の気になれとは無理な叱りよう」
この句も今の世にピッタリだ。今の子供らは親がカネを持っている
と思っているらしい。お向かいのお宅のお嬢さん、結婚して子供が
3人いるが毎週、里帰りしている。
日曜日に、どっさり食料品を車に積み込んでお帰りだ。
母親は買物に飛び回っている。費用は親持ちだそうだ。
カミさんと向かいの奥さんがいつも「今の子は・・」と話しているらしい。
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