お隣を静かにさせる手は一つ
「自滅する中国 -なぜ世界帝国になれないのか-」
(原書名「THE RISE OF CHINA VS.THELOGIC OF STRATEGY」)
を読み終わった。著者はEdward N.Luttwak ワシントンにある大手
シンクタンク、戦略国際問題研究所の上級アドバイザーだ。
「お気に入りの本」に掲載)
本書による中国の現状分析から・・
「中国は他国を挑発しないようにするための適切な大戦略を採用
することができない」
その障害は以下の「4つの無理」からきている。
「巨大国家の自閉症」
「歴史の名残り」
「恨み」
「人民解放軍の影響力」
これらは・・
“「様々な組織による中国の力の誇示」で更に強化される”
地域覇権を拒否することができるのは「地経学的な対応」だけだ。
このために残された代替策は・・
“「中国の経済成長を妨げること」”・・だけだと述べている
380頁に及ぶ中国分析と対中戦略分析には、単なる嫌中論を超え
る説得力がある。おおいに勉強になった。
わが日本の対中戦略はどんなものか知りたいね。
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