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2014年11月15日 (土)

人は皆孤独抱えて生きている

 「Y氏の妄想録」(梁石日 著、幻冬舎版)を読んだ。(「お気に入りの本」参照)

あらすじや書評は2011年1月21日付の「asahi.com BOOK」を掲げさせていただく。


物語の主人公は、37年間勤めた会社を定年退職したY氏。妻に「部長にもなれなかったくせに」と邪険にされ、再就職を求められる。ところが、希望する事務職は年齢制限があって門前払い。息子は怪しい商売に手を染め、娘も家を出る。希望がない余生。Y氏は「おれはおれの暗い深い穴の中に堕(お)ちていく」。

 疎外感の中で突き上げてくる憤怒。過去の罪の記憶、暴力、血の匂い、死の影が絡み合い、Y氏は狂っていく。孤独な男の魂の軌跡が、異様な迫力を生み出している。イニシャルだけの「Y氏」は、作者自身でもあり、私やあなたかもしれない。

私の読後感は・・
内容は極端な場面の連続で単純に自分の人生とは比較できないが、だからこそ小説になったんだけど、Y氏の堕ちた理由として考えられるのは・・

Y氏の人生では・・
妻との関係つくりに失敗している。出世が妻の評価対象とは情けない。
子育てに失敗している。社会に出た子供らを家に奇食させてる。子離れがしていない。
現役時代に退職後の対応をしていない。
趣味がない。
地域社会との交流が皆無。
・・その他諸々・・

したがって、必然的にY氏は暗い穴へ堕ちていくわけだ。

最近、私が見る夢も現役時代の場面が多い。
それも恥をかいた時、仕事で失敗した時、上司に怒られた時など悔しかったことが多いと思う。小説ではないが死ぬまで夢での妄想からは逃れられないと思う。

だから、目が覚めている時は、何か夢中になることが必要なんだ。夫婦関係の再構築も必須だろう。孤独に耐える訓練も必要だ。大部分の退職組はそうして行きているんだ。

そうした意味で反面教師の本だった。

そう言えば・・
この本は、数日前に読んだ「民宿雪国」にも影響を与えているような気がする。







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