さあやろう赤字ローカル線興し
「ローカル線で行こう!」(眞保裕一著、講談社版)読んだ。(「お気に入りの本」参照)
読み終わって痛快感が残った。 あらすじはこちらをご覧下さい。
赤字ローカル線の第三セクターもりはら鉄道の新社長に就いた四宮亜佐美、宮城県庁から出向している副社長の鵜沢哲夫を中心として物語は展開する。
さまざまなイベントを開きながら収入の増大策を図る。そして事件も続けて発生する。
その裏には沿線市町村、宮城県、国、金融機関、ゼネコンなどが絡んだ思惑があった。
こうした筋の中で・・
三セクを取り巻く市町村、県、国、金融機関などの関係に興味を持った。
著者の目は特に県、国、金融機関(銀行)に対して厳しいと感じた。
保身と出世、天下り先確保だけで責任を負わない役人、数値だけに鉄道を評価する銀行には手厳しい。
多分、全国の三セク赤字ローカル線は似たり寄ったりなんだろうと思う。
そんな中で鉄道マンの創意工夫で黒字転換を図るのは難しいと思うね。
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