鹿追いに山は見えずと言うけれど
共働きの娘夫婦、年度末も絡み超多忙だ。
婿殿は出張、娘は連日の残業続き・・。
あおりを食ったのが孫とわが妻だ。
そんな時に孫の急病(大したことなく沈静化したけど・・)だ。
電車で往復3時間、保育園の送迎、小児科での診察、娘宅での見守り
などカミさんが駆りだされている。 老齢のバアには辛いらしい。
連日のカミさんの応援を見ていてこんなことを思った。
家族の応援で追われていると、つい見落としがちなのが子育てに関す
る社会的なシステムだ。
保育園、病児保育、延長保育システム、幼児医療費の無料化などなど
の公的な子育て支援策は、一応揃っていると思う。
ところが・・
親の職場環境が少子化対策に弾力的に運用されていない。
つまり、ワークシェアリングなどで子育てを支援する体制になっていない。
娘夫婦の勤務先は1部上場企業で、一応の子育て支援策もあると聞い
ているが、今回は決算期も同じとあって忙しさが重なったようだ。
大企業がこんな有様だから、中小企業では祖父母の応援がなければ
働きながらの子育てはできない。地方出身者ではムリだね。
女性活用で成長率アップというけれど、今のままでは労働密度は高ま
りこそすれ減ることはない。そして少子化は続いていく。これが現実だ。
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