法案に安全書けば大丈夫
衆院の安保法制特別委員会の中継が興味深い。
どう贔屓目に見ても、安倍首相は野党議員の質問に真摯に受け答えしていないようだ。
特に、気になったのがこ後方支援に対する答弁だ。
安保法制では、自衛隊は外国で武器、弾薬、兵員輸送などの後方支援を行う。
首相は後方支援をロジステクス(兵站)と認めた。
その上で、戦闘地域や戦闘地域になると予想されるところには、自衛隊を派遣しないか
ら自衛隊員は安全だと答弁していている。
首相の頭の中は祖父の時代のままではないのか?
そうでなければ、言葉を弄して戦争をする国にしたい思いで必死なんだ。
旧日本軍敗退の一因は、ロジステクスを無視して戦線を拡大し過ぎた結果でなかったか、
また、前線への補給路を断たれた結果、前線の兵士多数が戦闘でなく飢えで死んだ。
戦いでは、補給路を断つのが戦略の常道なんだ。今に始まったことでなく紀元前からだ。
古代ローマでもそうだった・・
兵站をたたくのが重要な戦略だから、絶対に安全な後方支援なんてありえないはず。
それを知っているはずの中谷防衛相も紋切型の答弁しかしない。
彼は首相に尾を振るポチだね。
私の働いていた流通業界も、新店舗をオープンする時はロジステクスを併せて検討する。
アメリカでは店より先に物流センターを先に作る。これほど重要なんだね。
現場の自衛官たちは、この国会中継をどんな思いで観ているのだろうか?
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