願いことロープ重たい御開帳
いろいろな思いを胸に信州への旅に出た。
旅の目的は、3月14日に北陸新幹線が長野から金沢まで新規開通した。
第1に、北陸新幹線用の車両に乗ってみたかったのと、延長された長野以遠を
一部分でも列車に揺られてみたかったこと。
第2は、善光寺の御開帳に参拝すること。
前回の御開帳にも参拝した。このお礼と、そして今回も諸々の願いごとをして来
ること(カミさんの指示が強い、お賽銭は彼女の負担)
登下校時には、少し遠回りして度々、善光寺境内を歩いた。60年間変わらない
風景だ。ただし普段は静かな参道は御開帳の人波で埋め尽くされている。
第3は、善光寺の近くにある母校(高校)のクラス会に参加すること。
クラス会場は善光寺から15分の所、生存者39名中、22名が参加だという。
第4は、18歳まで住んだ町を訪ねること。
クラス会が終わったら新幹線で次の停車駅飯山を目指すことにする。
自宅を出て、わずか1時間半で長野駅に着いた。大宮の次が長野だった。
ゆっくりと善光寺目指して歩く。徐々に人が増えて行った。
参道を埋め尽くす善男善女、40分列に並んで回向柱に到着。
願い事は山ほどある。家族のこと、親戚のこと(特に白寿の義母は入院中だ)、
友人関係、近隣関係、交通安全、・・、無いのは金儲けだけだったかも・・
これらを数分のうちに柱に触ってお願いするのだから忙しい。
仏さんちゃんと聞き届けてくれたかな? この後本堂でお賽銭を弾みますよ。
クラス会は楽しかった。
学歴や子どもの自慢話はしないのが暗黙の了解だ。
病気、妻を失くした失意話、失敗談などなど、そしてこれからどうやって楽しむ
かが話題になる。秋には蓼科でイッパイやることになった。
写真:北陸新幹線の車両(JR大宮駅)
写真:新装なった長野駅
写真:回向柱に並ぶ人々(三門より仁王門方面を望む)
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