1億の活躍世界ごめんです
今日の毎日新聞夕刊(3版)の特集ワイドは「安倍首相、これで1億総活躍で
きますか?」の記事だった。この記事はなかなか参考になった。
同紙によれば、12日の国民会議で首相が示した内容は・・
「新三本の矢」(①強い経済 ②子育て支援 ③社会保障)のうち、緊急対策をし
て②と③の目標として「希望出生率1.8」「介護離職ゼロ」に絞る考えだそうだ。
この説明に対して様々な意見が寄せられている。
まず、「安倍政権は時代錯誤的な戦略を続けている」と上野千鶴子さんは言う。
「人口減少社会を避け難い現実として受け入れたうえで戦略が立てられるべだ」
確かに、少子担当大臣をおいて何年経ったのだろうか?
継続的に出生率が上がった実績はない。社会構造が変わってきているからだ。
私は1億人を割った日本が悲劇だとは思わない。
長期間にわたって社会保障費は膨らんでいくが、いずれは適当なところで人口
は安定するだろうから。GDPより1人当たり所得が多い方がいいと思うけど・・。
「介護離職ゼロ」については・・
「施設はあっても介護士不足でサービスできないのが実情、介護報酬を引き下
げておいて整備拡充とは、言行不一致だ」(田中尚輝氏)と憤る。
いずれにしても識者は「時代逆行の懐メロ政策」だという。
3世代同居の提示されても、わが家族は難しい。
娘も婿どのも長女、長男で両方も介護は体力も家計の面でもムリだね。
わが夫婦も「1億総活躍」からはみ出したその他大勢らしい。
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