もうちょっと工夫がほしい学び事
浦和の県立文書館で行われた歴史講座に参加した。
テーマは「近代K市の鉄道と交通」で全3回の1回目、2回目以降は地元の
k市で開かれる。
主催主体は私の居住地自治体の郷土資料館と文書館との共催だ。
K市郷土資料館の学芸員さんも見えていたから、きっと話を持ち込んだのは
K市の学芸員だろう。
文書館の館内見学もコースに入っていたから、文書館のPRも兼ねていたか
も知れない。(私は前にも文書館を利用したことがある)
聴講参加者は全員中高年者だった。募集パンフレットには若い人、それも
高校生などの歴史好きを集めたかったと感じていたが、見事にあてが外れ
た。残念だね。なんせヒマを持て余しているのは高齢者なんだから・・。
第1回は、県内における鉄道開通前の明治初期における交通事情だった。
乗り合い馬車、人力車、荷物を運ぶ大八車、自転車、舟運など実情を県令
(知事)の布告文書から分析した講義内容だった。
講義は、明治初期の公式文書から抜き出した、史料を順に説明するだけ。
時代背景も3回の通史上の解説もなく、いきなり文書解説から入った。
それに公文書などを整理・研究したきた文書館職員の講師、たんたんと文書上
をメリハリもなく概ね読み上げるだけ、眠くて仕方なかった。
もっとビジュアルに説明できぬものか、パワーポイントなどのITを駆使した見た
目に聴講者に訴える方策が考えれないか・・など聴講しながら考えていた。
それでも、不満はありながら得るモノも大きかったと思う。
東京からK市まで馬車で5時間かかったそうだ。今では30分足らずだ。
150年弱で移動時間が1/10に縮まった。便利になったね。
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