さっぱりとわからぬ孫の葬儀慣れ
同じ県下に住むカミさんの兄嫁が亡くなった。
世間的にはごくありふれた話だが、いざ身の回りに事が起こってみるといろい
ろ考えさせられた。残された義兄を思うとその心を察して余りある。合掌
今晩はその通夜だった。
わが夫婦で出かけるのは簡単だが、実は難題を抱えていた。
8日から12日までの約束で孫娘(5歳)のHを預かっている。
共働きの娘夫婦が、仕事の都合で保育園への送迎ができなくなったからだ。
今夜の通夜はどうする? 結局、孫を連れて行くことにした。
親がいない祖父母と孫だけの移動は初めての経験だ。
まず通夜会場まで移動がある。電車で2回乗換えで約1時間余りかかる。
最初の電車の中でHは寝てしまった。乗換え駅では19kgを抱っこして長いコン
コースをある歩かされ、ホームに着いたら発車直前にトイレに行きたいという。
次の列車まで30分弱待ち時間で、当然通夜には遅刻だ。
急遽コース変更、このコースは全部で3度の乗換えが必要だ。
何とか定刻前には通夜会場に到着。1時間近く余裕をみていて助かった。
通夜の席では、孫連れに何が起こるか不安だったが以外な結果だった。
カミさんの横に正座でちょこんとかしこまり大人しくしている。
順番に死者に旅立ちの装束をするのだが、順番が来るとHは親に言われる前
に立ち上がって仏様の横へ行き、仏様の唇を濡れた綿で湿していた。
参加者全員唖然と傍観!
納棺では、自発的に真っ先に最前列で御棺の蓋に手を添えていた。
焼香では、順番が来ると当然のような顔をして手を合わせていた。
祖父母とだけでの乳幼児性と、葬儀場での大人並みの行動の乖離は大きい。
Hの父方であった葬儀に学んだのかな?
どっちにしても団体行動は慣れたものだ。これは保育園での保育の成果だろう。
さて、帰路や戻った祖父母の家ではやっぱり乳幼児性に戻った。
あ~、疲れた!
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