てにをはのたった一字で仲違い
タイトルは今日の川柳会で私が出した自由吟の句。
誰でも、3句出したうちの1句は選ばれるので胸を張って自慢などできない。
ボツになった2句の1句は・・
「一億が衣替えして歩き出す」
かつて「一億玉砕」など一億にはロクな記憶がない。
それで今度は「一億総活躍」という。
大体、国がこんなスローガンを挙げても、その結果は実を結ぶことはない。
でも、選者の先生は戦後数年経っての生まれ、実感がないかもネ。
もう1句は・・
「執着を絵にしたようなご本堂」
最近、法事で訪ねたお寺さん、本堂、庫裏は改築されて素晴らしかった。
檀家が減少していく今、お寺さんも生き残りに必死なんだね。
でも、仏教の基本は「空」だ。執着しない心こそ仏の教えではないのか?
そんな疑問を持った末の作句だった。
ボツになった2句の方が、選句された句より遙かに重いと思うけど・・
どうでもいいけど、自分の思いを他人に伝えるのは難しい。
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