クセあるがホントのワルが出ない本
今日は当地の祭りの日、藤の写真でも撮ろうと思っていたが朝は生憎の雨だった。
祭りは実行するとの放送もあり、昼前に雨は上がったが出かけなかった。
結局、この日は読者三昧で過ごした。
読み終わったのは「まほろ駅前狂騒曲」(三浦しをん著、文藝春秋版)だ。
(「お気に入りの本」参照)
ここ数日は女性作家シリーズで楽しんでいる。
本書の前は有川浩著「塩の街」、次いで本書、今読み始めたのが角田光代著「八日
目の蝉」だ。いずれも油の乗りきった女性作家たちだ。私とは二回りの年齢差だ。
さて、「まほろ駅前狂騒曲」の読後感だが・・
タイトルにも含ませてもらったが、まほろ市で活躍する便利屋多田便利軒が舞台で
主人公の多田啓介を中心で物語が展開する。
登場人物はそれぞれ強烈な個性があり、様々なモメゴトや恋が展開するが真のワル
は出てこない。登場する人物はすべてまほろ市を愛していることが共通している。
ハッピイエンドで終わるのがいい。
まるで、春の穏やかな風を頬に感じるような爽やかな小説だった。
これが女性作家の特徴だろうね。
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