都知事には誰が適任ローマなら
舛添都知事が辞任して、メディアの話題は次の知事選びに移った。
隣県住人の私には、所詮隣家の出来事に過ぎないけど下手なドラマより面白い。
塩野七生著「日本人へ 国家と歴史篇」(2010年 文藝春秋社版)を思い出した。
私は、塩野氏の著書「ローマ人の物語」全編を読んでいたので、氏がこの本で現在
の日本をどう見ているか「日本人 国家と歴史篇」の内容が興味を引いたのだ。
本書には、「夢の内閣・ローマ篇」、「同・ローマ篇(続)」の2項目があるが、残念乍
らながら知事(地方官)篇の記事は載っていない。
古代ローマでは皇帝直轄地でなく、属州総督(正式名は失念したが・・)が知事に当
たるかも知れない。 ローマ統治下の属州にふさわしい総督の職務、資質に何が求
められたか知りたいところだ。本書の姉妹編「日本人へ リーダー篇」に期待しよう。
ちなみに塩野氏が推すのは・・
「総務省」の大臣ならば、皇帝アウグストゥスを措いてないそうだ。
“・・広大な領土を有しながらローマが機能できたのは、中央集権と地方分権の絶妙
な配合にあった。このシステムを確立したのがアウグストゥスだ。 地方に分権が確
立すればそれはその地方の活性化につながるのだから、この分野の成否は国の将
来を決める。大臣に初代皇帝をもってくる価値は充分にあるのだ。”
その他、悪評高い皇帝ネロを外務大臣に推している。
ユリウス・カエサルも登場する。皆それぞれ理由が述べられている。
実に多士済々だ。安倍さん以下が全く貧弱に見えてしまうのは私だけかな?
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