一億総安全となぜ言わぬ
台風10号でまたまた弱い立場の人たちが犠牲になった。
災害の日の今日を迎えて象徴的な出来事だった。
岩手県岩泉町の老人福祉施設で9人が亡くなった例では・・
人間って緊急の場合、その対応は自分の体験に大きく制約されるようだ。
まして瞬時の決断を迫られたら、冷静な対応は難しくなる。
この地域では、過去に台風による大きな被害が発生しなかったという。
だから、町長はこの災害は想定外の災害だったと言うのだ。
地域の過去や町長自身の経験の範囲外だったからだね。
確かに、住民や行政側には想定外だったかも知れないが、自然にとって
は当然に起こりうることだ。そうなら余りに自然を侮った結果だと言えよう。
比較にはならないかも知れないが、福島の原発事故にも共通するような
気がする。 過去に固執する。自然に対する謙虚な姿勢が無くなる。
中央でどんな有効な通達を出しても、現地で恣意的に解釈され運用され
ては現地の住民弱者は浮かばれない。
ぜひ、行政は最大のリスクを想定して災害リスクに向き合ってもらいたい。
多分、自然災害は永久に無くならないはずだから・・
一億総活躍も結構だが、一億総安全も忘れてもらったら困る。
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