流通の巨人よろめくこの時世
この春、トップ交代で揉めたセブン&アイが業績停滞で苦しんでいるらしい。
2017年2月期の決算予想では、利益は前期比50%だという。
私が流通業界に在籍した期間のイトーヨーカ堂は、常に右肩上がりの成長企業
だった。また著名な鈴木前会長は業界のカリスマ的な人物だった。
同じ業界人として同社の社員と話すと、彼らは常に肩で風を切っていた気がした。
時代の移り変わりを感じて感慨に堪えない。
「常に変化に対応」が鈴木前会長がモットーだった筈だが、在任中には新業態の
開発がままならなかった。果たして新執行部に知恵があるのか?
利益が出ている間に手を打たなければ・・。
量販店、百貨店の不振に替わる新業態が見えていないのが大きい。
不採算店舗、在庫圧縮で当面の利益を確保できても、成長戦略にはほど遠い。
思えば西武百貨店グループの買収時が業績のピークだったかも知れない。
セブンイレブンがセブン&アイの稼ぎ頭になるとはネ。世の中も変わった。
明日6日には、2016年度上期決算の報告があるという。
果たしてどんな成長戦略が出てくるか興味深い。
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