赤絨毯踏めば常識消えている
世間の常識は国会では通用しないらしい。
今日の参院予算委員会、共産党の小池晃議員がまず稲田防衛相に質問した。
政治資金規正法の収支報告書に添付する領収書について・・
国会議員が主催した政治資金パーティへの参加料を、主催側から白紙の領収書
用紙をもらい、稲田防衛相側で金額を記入して処理をしていたという。
これは適切な領収書の体をなしていないという指摘だった。
稲田防衛相は事実を求めた上で、パーティ会場の当日の受付は混雑する。領収書
を主催者側に求めると他の参加者に迷惑がかかる。主催者側の了解をとって白紙
の領収書をいただいて記入している。法律違反とはならないと思うと答えた。
管官房長官も自分の政治団体での白紙の領収書記入を認めた。
高市総務相も法律違反でないと明言した。恐れ入った話だ。
こんな理屈は民間会社では通用しないだろう。
相手が書いてくれるから領収書であって、自分宛ての領収書を相手の名義で自分
で金額を記入して発行したなら、カネを払ったという証明にはならない。これが世間
の常識だ。会社の税務調査で同様な指摘を受けて、議員さんのように言ったら果た
して通用するのだろうか?
国会議員がこれでは、富山市議会の不祥事など云々いえる身ではないね。
大臣、議員、官僚たち、国や地方を問わず劣化しているようだ。
« 流通の巨人よろめくこの時世 | トップページ | 懇親会ポテトフライで腹満たす »
「ニュース」カテゴリの記事
- このショーは5年に一度見せてくれ(2021.12.23)
- 恐ろしや治癒が恐怖に変わるとき(2021.12.17)
- どこにある新資本主義は霧の中(2021.12.06)
- 自民さんやはり身を切る覚悟なし(2021.12.04)
- お年寄りばかりが目立つ速報値(2021.11.30)
コメント