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2016年12月14日 (水)

末期まで光源氏はモテ男

 恥ずかしながら、マルグリット・ユルスナールなる作家を初めて知った。
フランスの作家で1603年生まれ、1987年にアメリカで亡くなっている。

図書館から彼女の作品「東方綺談」を借り来て読んでいる。
1980年の発行なので紙は黄ばんでいて、発行後36年の年月を感じる。

さて、本書には9編の短編小説が搭載されている。

最初に読んだのは、「斬首されたカーリ女神」だった。
カーリとはヒンドゥ教の女神で、残酷な内容だった。

次に「源氏の君の最後の恋」を読んだ。
老いて惜しまれつつ都を去り、山の辺で隠居することになった光源氏の話だ。

隠居しても、いろいろな人が助けるとか、一緒に暮らそうととか言ってくる。
妻の1人だった花散里が、2度も衣装を変えて光源氏に会うが、一緒に暮らす
ことに失敗する。

失明した光源氏、末期は花散里に看取られながらも、なお花散里を思い出さ
ない。

作家の津村記久子さんは・・
「恋愛のつらさと言ってしまえばそれまでだ非常に奥行きのある男女のままな
 らなさを、ユルスナールがどこか優しい手付きで描いている作品だと思う」と
 述べている。

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