2022年1月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

最近のトラックバック

« 川柳も外のお花も真っ盛り | トップページ | 雨続く犬もストレス溜る日々 »

2017年4月 8日 (土)

食糧も立派な安保守らねば

 古代ローマの政治の基本は、外敵から領民を守ることと、しっかり食べさせること
ことだったそうだ。(塩野七生「ローマ人の物語」)

防衛安全保障と食糧安全保障の2つが国の統治者に求められたわけだ。

「亡国の農協改革」(三橋貴明著、飛鳥新社版)によると、安全保障(以下「安保」と
書く)は上記の他に、「防災安保」「防犯安保」「エネルギー安保」「医療安保」「物流
安保」などがあるという。
現在の日本に必要な安保は、これら安保項目の総和でなく掛け算であり、どれか1
つでもゼロになってしまうと、日本国民の安保は崩壊してしまうと、著者は言う。

本書は、数ある安保のうち、食糧安保(著者は「食料安保」と書いているが、私は
「食糧」と言いたい」)に的を絞って、農協改革が日本を滅ぼすと説いている。

戦後の米国からの食糧援助は、米国の大手穀物産業の余剰農産物から始まった。
以来、現在までに米を除く主要穀物は米国依存になってしまった。

こんな状態の中での農協改革だという。
現在の農協は共同組合であって、株式会社ではない。、
山間地、中山間地では地域のコミニュティや生活支援機能を農協は果たしている。
農協改革とは、この機能をなくす方向に誘導しているという。
利益確保を追求する株式会社では、効率化が求めのられるから、究極にはこれら
の地域は無人になる。地域の安保は担保されないというわけだ。

私は農業については門外漢だが、本書を読むと日本の食料自給率からしても、既
に日本の食糧安保の半分は崩壊しているような気がする。
米国のシリア攻撃に即座に賛意を表明する首相、防衛安保を人質にとられ米国の
ポチそのものだと思ったが、食い物までコンロールされてはポチも仕方ないか!

本書は農協改革の各論を述べた本とういうより、歴史的にこうした事態になった経
緯、更に将来を見据えた考えを述べた本と理解した方が良さそうだ。

最後に、ならば農協改革はどういう形に持っていくすべきかの提言もほしかった。

« 川柳も外のお花も真っ盛り | トップページ | 雨続く犬もストレス溜る日々 »

読書」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 食糧も立派な安保守らねば:

« 川柳も外のお花も真っ盛り | トップページ | 雨続く犬もストレス溜る日々 »

無料ブログはココログ

お気に入りの本