挫折した時に勇気をくれる本
「ニッタ、ニッタ」(乃南アサ著、講談社版)を読み終わった。
(「お気に入りの本」参照)
A5版で500頁を越す大著で、一生懸命読んだつもりだが、読み終わるまで
1週間もかかってしまった。
著者は96年に「凍える牙」で直木賞を受賞している。
「凍える牙」を読ませていただいたが、この「ニッタ、ニッタ」の方が,遙かに
文学的価値が高い気がする。もっとも受賞作品から13年後に刊行された
「ニッタ、ニッタ」だから、この間に作者は新たなジャンルを切り開いたかも
知れない。こっちの方の分析は私にはわからない。
故郷を捨て、東京へ出た若者が、様々な挫折を経て再び故郷に落ち着くま
での物語だ。沖縄出身の混血の少女を挟んで人種差別も語られる。
夏川リミの「花になる」も登場する。
最近の世情を映す心暖まる小説だった。
「凍える牙」を読ませていただいたが、この「ニッタ、ニッタ」の方が,遙かに
文学的価値が高い気がする。もっとも受賞作品から13年後に刊行された
「ニッタ、ニッタ」だから、この間に作者は新たなジャンルを切り開いたかも
知れない。こっちの方の分析は私にはわからない。
故郷を捨て、東京へ出た若者が、様々な挫折を経て再び故郷に落ち着くま
での物語だ。沖縄出身の混血の少女を挟んで人種差別も語られる。
夏川リミの「花になる」も登場する。
最近の世情を映す心暖まる小説だった。
« 車なら部品替えれば済む話 | トップページ | 犬の躾つけておきたい若い時 »
「読書」カテゴリの記事
- 還暦は中間点となる未来(2022.01.04)
- ユニコーン何故か生まれぬニッポンで(2021.12.24)
- 特権を俺に教えた物語(2021.12.02)
- 今風かスネが食われる老夫婦(2021.11.25)
- 納得だ!要点だけのつまみ食い(2021.11.02)
コメント