生きる意味なくす苦しみどう避ける
昨夜、カミさんの実家を継いだ義弟から電話で、義兄の入院を伝えてきた。
義兄の入院先は、わが家から電車で1時間余の町にある。
今朝、カミさんと二人で見舞に出かけた。
義弟夫婦とは病院で落ち合うことにした。
義兄は連れ合いと死別、昨年3回忌法要が済ませたばかり、独り住まいだ。
近隣に住む2人の子どもから、時々、サポートを受けていたという。
体調の変化に気づいた義兄が、自分で救急車を呼んだそうだ。
早く病状が安定し、少しでも体力が付くように祈っている。
そして、精神的に強くなってほしい。このことは自分にも当てはまる。
幸い孤独死にはならなかったけど、多くの問題点が浮上したと思う。
わが家も他人事ではない。いずれは自分も向き合うことだからだ。
少子高齢化に伴う具体的な社会福祉政策云々ではなく、老年期の精神的な
喪失(スピリチュアル・ペイン、spiritual pain)について考えてみたい。
今野義孝氏によると、老齢期における尊厳や生きる意味の喪失の苦しみに
は以下の3つに分けられるという。
☆ 時間的な存在(過去ー現在ー未来のつながり)を失う苦しみ
☆ 自立的な存在(主体性をもった自分とのつながり)を失い苦しみ
☆ 関係的な存在(他者やコニュニティとのつながり)を失う苦しみ
高齢になると、とりわけこの種の痛みに真っ正面から対峙するスピリチュアル
・ケアが求められているようだ。
« 若者の中で戸惑うシニアたち | トップページ | 迷わずに翔平を見る朝テレビ »
「健康」カテゴリの記事
- 陽は昇る四十五日の苦役後(2021.12.14)
- 危険度を数字が示す冬の朝(2021.12.03)
- インフルの接種去年(こぞ)より痛くなり(2021.11.13)
- 3日目で牙を剝きだす副作用(2021.10.28)
- 病院へいまだ1人で行ってます(2021.10.25)
コメント