干し柿を食って無常の味を知る
10日程前に干した渋柿を、初めてカミさんと1つずつ食べてみた。
縮んで黒ずんだ柿、見た目は奇麗ではないが味は抜群に甘かった。
これならいける! 残りは後日の楽しみにとっておこう。
これならいける! 残りは後日の楽しみにとっておこう。
竹内整一著『「無常」の日本精神史』(角川ソフィア文庫)を読んだ。
私の頭では理解できる代物ではなかった。(「お気に入りの本」参照)
それでも、巻末近い・・
それでも、巻末近い・・
『「花びらは散る 花は散らない」 「色即是空 空即是空」の論理』の
文末部分は何となく心に響いた。今、『般若心経』を暗記中だから。
“われわれの「みずからの」の認識、自己という存在認識は、ほんの
一隅・一瞬は一隅・一瞬であるままに、ある意味で絶対的なもので
ある、見田宗介さんふうにいえば、われわれはそれぞれ、大きな海
の波頭のひとつとして「ある」ということです”
ある、見田宗介さんふうにいえば、われわれはそれぞれ、大きな海
の波頭のひとつとして「ある」ということです”
“「死んだら無になる」という「無」は、何も無くなるということでなく、大
きな自然、大いなる宇宙にまたもどる。そこから出てきて、またそこ
きな自然、大いなる宇宙にまたもどる。そこから出てきて、またそこ
へ またもどるという意味合いを持った「無」であることがわかります”
“「死んだら無になる」と言いながら、なおそこに、ある種の「安心」なり
「慰 め」なりが可能となっているです”
“「死んだら無になる」と言いながら、なおそこに、ある種の「安心」なり
「慰 め」なりが可能となっているです”
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