進学で壁にぶつかる施設の子
11月12日付のブログにも載せた有川 浩著「明日の子供たち」(幻冬舎版)を
読みみ終わった。
児童擁護施設やそこに住んでいる子供たちについて、自分がいかに無関心だ
った。かを思い知らされた。
私の小学校入学は太平洋戦争敗戦の翌々年、学校は疎開児童で溢れていた。
終戦で徐々に疎開児童が減っていき、代わりに児童養護施設からの通学生が
増えたきたようだ。当時は孤児院とい言われていた。
本書を読んで、当時の学校で机を並べた施設からの同級生に想いを馳せた。
った。かを思い知らされた。
私の小学校入学は太平洋戦争敗戦の翌々年、学校は疎開児童で溢れていた。
終戦で徐々に疎開児童が減っていき、代わりに児童養護施設からの通学生が
増えたきたようだ。当時は孤児院とい言われていた。
本書を読んで、当時の学校で机を並べた施設からの同級生に想いを馳せた。
彼、彼女たちの人生はどんな歩みをしたのだろう。
それなりの人生を歩んだのだろうか。
児童養護施設で暮らす子供たちを、一律に可愛そうと思うのは間違いらしい。
子供を育てる能力のない親たち、そんな環境に比べて施設の方がはるかに
子供にとって幸せだと、小説で作者は子供の口を借りて言っている。
子供を育てる能力のない親たち、そんな環境に比べて施設の方がはるかに
子供にとって幸せだと、小説で作者は子供の口を借りて言っている。
問題の1つは、児童養護施設は高校卒業したら退去しなければならないこと。
進学に意欲がある子供、能力のある子供たちに壁が立ちはだかる。
進学に意欲がある子供、能力のある子供たちに壁が立ちはだかる。
親に経済的に援助が期待できないからだ。
自分で選べない環境で中で、能力や意欲がある子供たちが埋もれていくこと
になる。
自分で選べない環境で中で、能力や意欲がある子供たちが埋もれていくこと
になる。
この面ででの公的支援はお寒いのが現状らしい。
奨学金も万全の態勢ではないようだ。
アメリカの言いなりで超高価な兵器類を考えれば、票にならない児童施設など
は問題にもならないのだろう。地域の議員も力を入れないワケもわかる。
アメリカの言いなりで超高価な兵器類を考えれば、票にならない児童施設など
は問題にもならないのだろう。地域の議員も力を入れないワケもわかる。
以上は、あくまでも小説を読んだ感想です。
「今は昔と違って、素晴しい施設やバックアップ体制ができているよ」と言われ
れば本当に幸いです。ぜひ、そういった指摘を待っています。
れば本当に幸いです。ぜひ、そういった指摘を待っています。
« 一歩ずつ暮れの気配が忍び寄る | トップページ | そういえばお前もオレと半世紀 »
「読書」カテゴリの記事
- 還暦は中間点となる未来(2022.01.04)
- ユニコーン何故か生まれぬニッポンで(2021.12.24)
- 特権を俺に教えた物語(2021.12.02)
- 今風かスネが食われる老夫婦(2021.11.25)
- 納得だ!要点だけのつまみ食い(2021.11.02)
コメント