演題に釣られて払うワンコイン
デビッド・ゾペティ氏の講演を拝聴した。
氏は1962年生まれのスイス人、ジュネーブ大学日本語学科を中退して来日、同志
社大学文学部に編入、同大学を卒業後、テレビ朝日に就職。1968年にテレビ朝日
退社。現在、日本語で執筆活動を続ける傍ら、若石流のリフレクソロジストとしても
活躍中だという。
講演の主催は、県の外郭団体の公益財団法人と私が住む町の共催だった。
両団体が、それぞれ運営するシニアスクールの受講生募集の説明会における
メーンイベントが同氏の講演だった。共催は開催経費の軽減の一策だったかも。
演題は「終活と、再活を考えて」
氏は流暢な日本語でゆっくりと、元気なうちにやっておくこと、再活動へのモード切
換えについて話しをされた。普通、この手の講演はある程度年を重ねた日本人が
講師を務める思うが、外国人講師が外国の終活事例を挙げた事は勉強になった。
中身が詰まった90分だった。
受講料は500円だった。
募集説明会がメインなら、逆に受講料を取られるのは納得できない。
講演チラシに募集項目の記載がなかった。私は演題に釣られたわけだね。
地方公共団体の財政も苦しい。少しでも料金収入が欲しい公益法人のせこさを
感じた一瞬だった。
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