たてがみを付けてやりたい女たち
雄ライオンのたてがみ(鬣)は強さを象徴する役割があるという。
そうだとすると、今、読み終わった「たてがみを捨てたライオンたち」(白岩玄著、
集英社版)は、さしずめ「強さが見られない男たち」と言うべき題になりそうだ。
(「お気に入りの本」参照)
集英社版)は、さしずめ「強さが見られない男たち」と言うべき題になりそうだ。
(「お気に入りの本」参照)
本書には、直樹、慎一、幸太郎の3人の男達が登場する。
いずれも30歳台の前半といったところだ。
直樹は中小出版社の社員、文中の途中で書籍部から雑誌部に異動になった。
自ら企画力がないと諦めている。共稼ぎの妻は妊娠中だ。妻から主夫にならな
いかと言われている。
慎一は、広告代理店の営業マン、妻とは離婚して今は独り身だ。
彼の父母は熟年離婚で別れた。
幸太郎は、市役所に勤める地方公務員。アイドルオタクで、あるアイドルグルー
プをせっせと追いかけている。好きな女性とは彼女のあるひと言で別れた。
本中のどこを読んでも、この3人の男たちに逞しさは見当たらない。
特に、仕事についての情熱も進歩意欲も少ないと感じた
「女々しい」という言葉は、彼らに捧げたいくらいだ。
反面、この3人を取り巻く女性陣は強い。逞しい。それぞれ自己を確立している。
自ら企画力がないと諦めている。共稼ぎの妻は妊娠中だ。妻から主夫にならな
いかと言われている。
慎一は、広告代理店の営業マン、妻とは離婚して今は独り身だ。
彼の父母は熟年離婚で別れた。
幸太郎は、市役所に勤める地方公務員。アイドルオタクで、あるアイドルグルー
プをせっせと追いかけている。好きな女性とは彼女のあるひと言で別れた。
本中のどこを読んでも、この3人の男たちに逞しさは見当たらない。
特に、仕事についての情熱も進歩意欲も少ないと感じた
「女々しい」という言葉は、彼らに捧げたいくらいだ。
反面、この3人を取り巻く女性陣は強い。逞しい。それぞれ自己を確立している。
彼女たちにたてがみを付けてやりたいほどだ。
本当にこんな世の中なんだろうか?
そうなら、男女共同参画社会は心理的には女性の勝ちだろうと思う。
本当にこんな世の中なんだろうか?
そうなら、男女共同参画社会は心理的には女性の勝ちだろうと思う。
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