女一人魑魅魍魎の中にいる
逢坂剛と言えばハードボイルド作家だ。
彼の小説は、今、新聞連載中(週1回)のモノを読んでいる
が、これは時代小説であってハーボイルドとは言い難い。
従って、彼のハードボイルド作家しての初めて読む本は、今
読み終わった「断裂回廊」(徳間文庫)ということになる。
主人公は、公安調査庁の調査官の殿村三春という独身女性だ。
北朝鮮不正送金疑惑、スポーツジム襲撃事件など不審な動き
が目立つ宗教団体クルバシャ、公安調査庁は団体規制法を視
野に調査を始めた。そして尾行中に起こった事は・・?
在日朝鮮人、警察、検察官僚などが入り乱れてのミステリー
だ。登場人物も多く焦点を絞れないまま終末を迎えてしまっ
た。時間潰しには持ってこいの本だった。
« 収入増返事できない間に果たす | トップページ | 親切さ装おうだけのかかりつけ »
「読書」カテゴリの記事
- 還暦は中間点となる未来(2022.01.04)
- ユニコーン何故か生まれぬニッポンで(2021.12.24)
- 特権を俺に教えた物語(2021.12.02)
- 今風かスネが食われる老夫婦(2021.11.25)
- 納得だ!要点だけのつまみ食い(2021.11.02)
コメント