しっとりといつも舞台は北の街
上越新幹線、羽越本線経由で山形県庄内、村山地方へ
1泊の旅行に出たのは7年前の6月21日だった。
日本海側のルートは、今度の地震で被害が出た地域だ。
ちょうどそんな折り、「麦屋町昼下がり」(藤沢周平著、
文春文庫)を読み終わった。上記を含む3編の短編集だ。
短編集は、夜中に覚醒して再度、寝付けないときの最良
の時間潰しだから、いつも枕元に何冊か置いてある。
彼の小説に接するのは何年ぶりだろうか?
旅行後に、記念館で紹介された長編小説を読んだ記憶が
ある。それ以来のことだろう。
小説中の殺伐とした斬り合い場面のも、読み終わると、
心に暖かい何かが残るような気がする。日本人だね。
私は、いつも、彼の小説の舞台を鶴岡に置いている。
旅行後は、頭の中で鶴岡城趾、街並み、藩校、旧家など
を具体的に復元して小説を楽しんでいる。
それだけ鶴岡は魅力ある街だった。
もちろん、城趾内の藤沢周平記念館でタップリ時間をか
けて楽しんだ。
地震の被害が少ないことを祈る。
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