火は消せぬ映画文化をコロナ禍
「長野の老舗映画館」のタイトルでM新聞夕刊のコミック欄
「憂楽帳」に記事が載った。
主旨は、国内最古参級の木造シアターが直面した新型コロナウ
イルスへの対策と同館の支配人の思いを載せたものだ。
シアターは長野市の繁華街・権堂にある「相生座・ロキシー」
1802(明治25)年に芝居小屋として建てられ、97年に活動
写真を初上映したという。現在は計3面の銀幕をもつ古色蒼然
たる映画館だ。コロナ禍で19日間休んだが、5月9日再開した
そうだ。常連客の励ましのお陰だという。
私はこのシアターには思い出がある。
多分、10歳頃、今は亡き父親に連れられて入館している。
映画ではなく、歌手の近江俊郎出演の歌謡ショーだった。
「湯の町エレジー」が昭和23年だから、もう70年近くの昔だ。
権堂駅前で、高校の同級生が居酒屋を経営していた。(残念乍
ら今年の元旦に病死、息子さんが跡と継いでいる)
毎年の同級会はここで行われ、この時は必ず相生座の前を通る。
権堂も昔の賑わいを失って久しい。再開発も考えられているよ
うだ。相生座も同級生が遺した居酒屋も生き残ってほしいね。
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