お殿様あの手この手で藩保つ
本は殆どを図書館から借りて読んでいる。
人気本は予約しても、どうしても長期間待たされてしまう。
その時は在庫本から適当な本を借りて来ることにしている。
今夜遅く読み終わった本は『貧乏大名“やりくり”物語 たっ
た五千石! 名門・喜連川藩の奮闘』(山下昌也著、講談社
α文庫)だ。
なぜ、この本に目が止まったか?
それは過去2回、喜連川町(栃木県さくら市喜連川町)を街
道歩きで訪ねているから・・(2014年5月、同年10月)。
ここは旧奥州道中の城下町で宿場だった。1回目は宇都宮
から喜連川まで、2回目は同町から大田原まで歩いた。
最初の訪問でこの町独特の歴史を知った。
俄然、興味が湧いた。
本書の裏表紙から引用させていただいて、紹介させて頂く。
“足利将軍家末裔にして、名目上は徳川家の臣下でなく客分、
でも、家柄は高くても、石高は泣いても笑ってもたったの
五千石・・。大大名ですら経営苦にあえいでいた江戸時代、
喜連川藩の財政はいつも赤字続きだった。それでも、領地
を愛し、領民を慈しみ(増税はするけれど)、誇り高き代
々の当主「御所さま」は、あの手この手で金を稼ぎ、藩を
見事明治まで長らえさせた。その汗と涙のやりくり奮闘記!”
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