この秋はコロナが試す民主主義
今日のM新聞夕刊4面『今どきの歴史』に興味を持った。
題して『東京五輪の夏とその後 民主主義の勝負どころ』とある。
アジア太平洋戦争当時と現在を重ねて議論を重ねている。
“戦前・戦中の類似の中でも最も不気味なのは「安全・安心」を
掲げる政府が、その科学的根拠をきちんと言えないまま、五輪
開催に突っ込んでいく姿だろう” ・・と述べている。
以下、記事を要約すると・・
ワクチンはまだこれからだ。
競技場が集中する東京など首都圏の感染者は減らない。
旧軍は国力差を無視して米国との戦争に突入した。
そこで支配していたのは、勝敗を決するのは科学や物量より戦意
だという精神主義で「敵は弱いはずだ」という楽観論だった。
安全・安心を唱えれば安全・安心になるはず、という現況が、旧
軍最大の欠陥が繰り返されるのを見ているようで不気味だと言う。
戦前・戦中と決定的に違うのは、今の日本は民主主義国家だとい
うこと。それでも国は専門家などの意見に耳を貸さず、「安全・
安心」を押し通し緊急事態宣言下での開催となった。まさに戦略
の矛盾だ。
戦時になぞらえると、今は本土決戦というべき段階だそうだ。
国民は来るべき総選挙には、戦後初の普通選挙のような責任感で
臨みたい。
「こうなったの責任は有権者んいもある」と言わせないためにも。
それにつけても最近は投票率の低さが目立つね。残念だ。
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